元小学校教員が考える子育て〜友達〜

ゴールデンウィークが終わりました。夏休みまで、運動会や遠足、学校公開日など行事がたくさんあると思います。そろそろ新しいクラスでもグループがなんとなく出来たり、お友達と遊ぶ約束をしたり。

そんな中、あまり誰とも交わらない。遊ぶ約束もして来ない。もしもお子さんがそうだとしたら少し不安になりませんか?

担任の先生は、一人でいる子どもを見逃さず、よく観察するよう心がけているはずです。そしてその原因が何なのか、きちんと見守っているはずです。

確かに、一人でいることの多い子どもは少し心配ですが、よく見ていると、必要なときは意外とちゃんと誰かと話している、または行動していることがあります。そう言った場合は、大抵その子は自己のアイデンティティをしっかりもち、人に左右されず、自信をもっています。

むしろ、群れないと不安になる子どもの方が心配です。一人で何も決められず何もできない、でも友達?といると安心。いつも一緒。トイレも一緒。の方が要注意です。

大人も同じですね。

放課後はいつも友達と遊んでいるから社交的で安心。

ではありません。

確かに、友達との遊びを通して社会性を身につける。しかし、一人で本を読んだり、好きなことをしたり、そう言った時間も人を育てます。

どちらにしても、大人は固定概念にとらわれず、今、この子は何をしたいのか、そしてそのことを通して何を学んでいるのか。よく考えてみてあげてください。子どもにとっては毎日のどんな些細なことも発見があり、喜びがあるはずです。

投稿者: MINX RED

一般企業に就職、子育てのため退職して専業主婦に。子育てに少し余裕が出たので小学校教員となる。その後20年間教員を務め定年退職。母親と教員両方の経験をもとに子育てや学校教育について考えることを綴って行きたいと思っています。

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